“Hangover”
hangover は「二日酔い」です。お酒を飲みすぎた翌朝の、頭痛や気分の悪さなどの状態を表します。タイトルにもなっています。
A2-38 / CEFR A2 / EPISODE 38
昨夜のことと今の調子を話す
場面Tinaの部屋。翌朝。ソファに沈むTina。

Tina had too many cocktails at her twenty-first birthday party. The next morning she feels awful, and Frank has come to help.
ティナは21歳の誕生日パーティーでカクテルを飲みすぎた。翌朝はひどい気分で、フランクが手伝いに来た。
Ugh, I drank too many of Anna's cocktails at my party last night...
うう、昨夜のパーティーでアナのカクテルを飲みすぎちゃった…
And now your head's pounding, right?
それで今、頭がガンガンするんだろ?
Yes! It feels like there's a marching band in my head.
そう!頭の中でマーチングバンドが演奏してるみたい。
How many did you have, exactly?
正確に何杯飲んだの?
Maybe three or four. I lost count.
たぶん3杯か4杯。何杯飲んだか、わからなくなっちゃった。
Okay. Lots of water first. Then something light, like toast.
よし。まずは水をたくさん。それから軽いもの、トーストとかね。
I literally can't move from this couch.
このソファから文字通り動けないわ。
Lucky me. I've never had a hangover. I always stop after one glass.
僕はラッキーだな。二日酔いになったことがない。いつも1杯でやめるから。
Of course you do. You're so annoying.
そりゃそうよね。ほんと腹立つわ。
Here's the plan. Water now, toast in ten minutes, soup for lunch. I'll sit with you.
計画はこう。今は水、10分後にトースト、お昼にスープ。そばにいるよ。
Frank... the party's over. Can you tell that band in my head to go home?
フランク……パーティーはもう終わったの。頭の中のあのバンドにも、帰るように言ってくれない?
WORDS & CONTEXT
hangover は「二日酔い」です。お酒を飲みすぎた翌朝の、頭痛や気分の悪さなどの状態を表します。タイトルにもなっています。
アメリカでは、お酒が飲めるようになる年齢が21歳です。そのため21歳の誕生日は、「初めて堂々とお酒を飲める節目」として盛大に祝われます。ティナがカクテルを飲みすぎたのは、この文化的な背景があります。
pound は「ドンドンたたく」という意味で、頭について使うと「頭がガンガンする(ズキズキ痛む)」という状態を表します。二日酔いのときによく使う表現です。自然な意訳は「それで今、頭がガンガンするんだろ?」です。
marching band は、行進しながら演奏する楽団(吹奏楽団)のことです。頭の中で大きな楽団が演奏しているようだ、という誇張で、二日酔いの頭のガンガンする痛みをたとえています。自然な意訳は「マーチングバンドが演奏してるみたい」です。
maybe は「たぶん」、lose count は「数がわからなくなる」という意味で、過去形は lost count です。ティナは数えていた途中までの杯数ではなく、合計の見積もりを答えています。正確な杯数には自信がありません。
literally は本来「文字どおり」という意味ですが、口語では大げさな強調にも使います。ここでは「もう、このソファから動けないわ」と、つらくて動く気になれない気持ちを強めています。体が本当に動かなくなったという説明ではありません。
「そうでしょうね(あなたならそうでしょう)」という意味です。くわしくは A2-15 の Of course you have. の注釈を参照してください。ここでは、「いつも1杯でやめる」と言うフランクに、ティナが少しあきれています。自然な意訳は「そりゃそうよね」です。
tell 人 to ~ は「人に~するように言う」という意味です。that band は台詞3で頭痛にたとえたマーチングバンドを指します。パーティーが終わったのに居残って演奏している客のように頭痛を扱い、フランクに「帰るように言って」と頼むオチです。本当にバンドがいるわけではありません。